手塚治虫『ブラック・ジャック』を大解剖! 医療漫画の金字塔はいかにして生まれたのか?【ブラック・ジャック展】
故・手塚治虫さんの医療漫画『ブラック・ジャック』の直筆原稿などを集めた企画展が長崎県美術館で開かれています。黒ずくめで、顔に傷、無免許でありながら不可能と言われる手術をこなし、莫大な報酬を要求する謎の天才外科医ブラック・ジャック。会場の長崎県美術館には、漫画『ブラック・ジャック』の直筆原稿578点、『ブラック・ジャック』作品全243話など、過去最大規模となる計684点が展示されています。少年漫画誌『週刊少年チャンピオン』での初掲載は1973年。当初、4話だけの読み切りとして掲載されましたが、その圧倒的存在感とメッセージ性は、たちまち読者を虜に。人気ランキングで1位を獲得し、連載へと至ったそうです。医療とはー? お金より大事なものとはー?様々なテーマを問いかける不朽の名作は、代々、医師の家系に生まれ、自身も医師免許をもつ手塚治虫さんが、医学を学び、考えた経験から生み出されました。長崎会場だけで公開されている作品もあります。ブラック・ジャックが住む家を建てた職人とのエピソード・149話「やり残しの家」です。職人には原爆にあった過去があり、ブラック・ジャックは、職人とのある約束が果たされる日を待ち続けていましたー。手塚治虫さんの長女で、手塚プロダクションの手塚るみ子取締役は、「展示を通して、生きるとはどういうことか、命とはどういうものなんだということを改めて考えて頂くきっかけになればいいなと思っております」と語っています。手塚治虫ブラック・ジャック展は、長崎県美術館で2025年1月5日(日)まで開かれています。
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