西谷文和 路上のラジオ 第197回「大阪危険万博、危険カジノ」藤永のぶよさん
ゲスト:藤永のぶよさん(おおさか市民ネットワーク代表)
大阪万博は、開催するならあと7か月とちょっとに迫っています。これほどまでに歓迎も期待もされない万博は、世界的に見ても珍しいのではないかと思うくらい、課題や疑惑が山積しています。今回も、粘り強く情報開示請求を続けながら、大阪万博や大阪カジノの闇を取材し続ける、おおさか市民ネットワーク代表の藤永のぶよさんとともにお送りします。
災害が発生すれば、最悪15万人が孤立するとされている夢洲。その避難や救護計画は、調べれば調べるほど脆弱なもので、命の保障など全くないようなものでした。地震については、もともとゴミ集積を目的とした埋め立て地は、通常の陸地に比べてゆるゆる軟弱地盤であり、しかも真下には「大阪湾断層帯」があります。南海トラフ巨大地震に誘発されたなら、あわや島ごと沈没も否定できないと言います。台風や線状降水帯も心配です。15万人の来訪者・労働者全員が逃げきれる十分な場所も見当たりません。火気厳禁とした島内全域で常にメタンガス爆発の危険があります。前半では、藤永さんの取材による詳細なデータとともにそれらをじっくりと検証します。
後半では、7月26日に終わった藤永さんらが起こした裁判の焦点について伺います。カジノ用地の土地鑑定における官製談合の疑惑については、この番組でも何度も追及してきましたが、競争入札ではなく随意契約で決められた業者が、不当に評価額を下げたことでカジノ業者への便宜を図ったとしか言いようがない奇妙な鑑定結果(4社中3社が全く同じ鑑定額・関係の無い隣の島を最寄り駅に設定するなど)が注目を集めています。この裁判の判決によっては、大阪カジノを止めることができるかもしれません。また、万博期間中のカジノ建設工事の差し止めについてはニュースにもなっていますが、MGMリゾーツの撤退もささやかれている中、大阪IR計画はますます混沌として来ました。何より維新が、大阪の福祉や医療など公共を次々と破壊したあげく、市民の血税を何の必要性もない害悪ばかりのお祭りやギャンブル場に浪費しているわけで、決して許すわけにはいきません。藤永さんは最後におっしゃいました。政治を変えるには、無関心ではならないのだと。若者も女性も含め皆が力を合わせて政治を変える、それには選挙に行かねばならないと。今回も聴き応えたっぷりの60分、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。
<番組冒頭でお知らせしましたイベント>
斎藤知事の辞職を求める緊急集会「ウソ八百」がウソだった!知事辞職と維新の「製造責任」を追及する。
9月8日(日)14:00~
於:兵庫県民会館9階けんみんホール
出演:佐高信さん・西谷文和
※予約不要・参加費500円
00:03 前枠 TM~
05:01 前半 Jingle~
31:19 後半 Jingle~
56:11 後枠 ETM~
58:04 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O
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